nakatamokuzai
木について

その存在感と、木目、色味の美しさから「白木の女王」とも讃えられているタモ。ヤチダモとも呼ばれる東アジア産の広葉樹です。広葉樹の中でも非常に大きく生長し、最大クラスのものでは高さ30m、幹の太さは80~100cmにもなります。まっすぐに生長し、枝下が長く、木口がほとんど正円なので、木を無駄なく使うことができるのも魅力的です。また、木目は比較的粗く艶があり、色は明るい黄褐色ですが、目が荒く色の白いものが高級とされていて、ときに縮み歪み等の美しい杢目(玉杢)が現れます。以下の木箱ティッシュケースはこの玉杢の美しい作品です。


材質は、硬く狂いも少なく、力を加えても折れずに「たわむ」木の性質から、強さとしなやかさを兼ね備えており、加工性にも優れています。そのため、建築物や楽器、野球のバットやテニスラケットのような運動器具などにまで、幅広く使われています。また、オーク、ウォールナット、マホガニーとともに家具材を代表する四大木のひとつとして人気のある木材で、多くの家具に使用されています。フローリングとしても適していて、和洋どちらのインテリアにも合う、木綿のような風合いです。優しい雰囲気の中にも、凛とした表情を持つ材です。


青森ヒバの作品
タモ木箱 たもティッシュ箱
No.405
梻木箱
No.606
梻ティッシュ箱