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木について

正式名称はハリギリ。コルク状の材質を利用し、瓶の栓などに使われたとされることから 「栓の木」の別名で呼ばれています。 栓の木は、大きなモミジ型の葉で、カエデの仲間と思われがちですが、山菜の王様と言われる“タラノキ”と同じウコギ科で、芽は天ぷらにして食べることができます。若木の時には樹幹に針のような刺があり、刺は老木になるに従い鋭さを失って、コブになっていきます。樹皮に縦に深く入った裂け目が特徴で、木肌が深く裂け黒ずんだ褐色の色をしている木から取れる「オニセン(鬼栓)」と、木肌がなめらかな木から取れる「ヌカセン(糠栓)」に分かれます。鬼栓の材は加工には向かず、糠栓の材は軽く軟らかく加工がに向いており、材面の柔らかい雰囲気と美しい杢目を活かして、建築、家具、楽器(ギターや和太鼓)仏壇、下駄、賽銭箱など、広く使われています。木目が欅(ケヤキ)に似ている事から、着色して欅(ケヤキ)の代用品としてもよく使われてきました。

日本各地に広く分布していますが、北海道から良材が多く出るといわれ、現在でも国内産の9割は北海道産です。北東北産の栓のフローリングは、軽く柔らかい材質で、使い込む程に夏目と冬目の凹凸がはっきりと現れ、滑らかで優しい足触りになります。耐朽性はやや低く、環孔材で肌目は粗いのですが板目の光沢と年輪が美しく海外でも人気があります。柾目の突板は欧州方面で好まれ、ホワイトアッシュを凌ぐ上質材としての地位を得ています。



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