nakatamokuzai
木について

 今は数が少なく、優れた材であるだけに、値段も高くなっている朴の木。木の表情は木目がはっきりしていて品があります。広葉樹の中でも極めて良質の散孔材で、心材は暗灰緑色をしています。辺材は灰白色で幅狭く、心辺材の境界別はほぼ明瞭。年輪もやや明瞭。木理通直。軟らかく軽く、粘りがあり繊維が均質で緻密です。夏目と冬目の固さの違いがないので、刃物の通りはとても良く加工がしやすい材です。乾燥が容易で、割れや狂いも少ないのも特徴です。

朴葉は20cm以上になり、40cmを超えるものもあるといいます。葉が大きいため昔から食器の代わりとして用いらてきました。飛騨の郷土料理の朴葉味噌や朴葉寿司等で知られる通り、火にも比較的強く、芳香と殺菌作用があります。


青森ヒバの作品
朴角皿 朴木箱
No.203
朴角皿
No.406
朴木箱